注文住宅がめんどくさいと感じる8つの理由｜建売にはない自由度と住み心地を徹底比較！

そんな悩みを感じて、注文住宅ではなく建売住宅を選ぼうか迷っている方も多いのではないでしょうか。実際に、注文住宅で「めんどくさい…」と感じる人がいることは事実です。

もし、準備不足のまま家づくりを始めてしまうと、打ち合わせの回数や決めることの多さに疲れて、せっかくの注文住宅にストレスを感じてしまう可能性があります。

この記事では、「注文住宅がめんどくさい」と感じる8つの理由とその対処法について徹底解説。さらに、建売住宅との違いや、後悔しない選び方についてもわかりやすく紹介していきます。

結論として、注文住宅はたしかに時間と手間はかかりますが、想いをかたちにできる自由度は建売では味わえない魅力です。後悔しないためにも、まずは「めんどくさい理由」を正しく知ることから始めてみてください。

注文住宅がめんどくさいと感じる8つの理由とすぐできる対処法

注文住宅を検討し始めると、「こんなに大変だとは思わなかった」と感じる人も多いです。特に初めての家づくりでは、想像以上に決めることが多くて疲れてしまうこともあるでしょう。

こちらでは、注文住宅がめんどくさいと感じる具体的な8つの場面と、すぐに実践できる対処法についてわかりやすく紹介していきます。

1：決めることが多すぎて疲れる

決めることの多さに疲れて、家づくりがめんどくさいと感じてしまう人も多いです。

注文住宅では、間取り・外観・内装・設備など、あらゆる項目を自分たちで決めなければなりません。情報が多すぎると判断に迷い、1つの決断にも時間がかかるようになります。

できるだけストレスを感じないためには、以下の対策が有効です。

すべてを完璧に決めようとせず、少しでも家づくりの負担を減らしながら、最後まで家づくりを楽しみましょう。

2：土地探しに時間がかかる

土地は注文住宅を立てるうえで非常に重要な要素です。一方で希望する立地条件が多すぎたり、何件も候補を絞り込めずにいると、「いつまでも土地が決まらなくて家づくりが進まない」などの焦りの原因になります。

土地探しの負担を軽減して効率よく進めるために、おすすめの方法は以下の3つです。

土地探しで迷走することを防ぐには、求める土地の条件を早めに明確にして、ハウスメーカーと一緒に勧めることです。

3：予算がオーバーして将来が不安

注文住宅では、打ち合わせを重ねるうちにやりたいことが増えてしまい、当初の見積もりを超えるケースも多いです。費用の把握があいまいなまま進めてしまうと、ローンの負担が増えることで将来の生活を圧迫する原因にもなりかねません。

予算の不安を解消するためには、以下の対策がおすすめです。

大切なことは、理想を詰め込む前に予算内でできることを把握することです。家づくりにかかる費用の全体像を把握しておくことで、予算オーバーの不安なく打ち合わせを進められるでしょう。

4：設備や内装を決めるのが大変すぎる

設備や内装をひとつずつ決めていく作業は思いのほか大変です。キッチンや床材、クロスなど選ぶ項目は想像以上に多く、迷うたびに時間と労力を消耗します。

内装や設備選びを少しでもラクにする工夫は以下のとおりです。

注文住宅だからといってすべてを自分で決める必要はありません。プロの提案をうまく活用することで、内装や設備を選ぶ負担を減らせます。

5：夫婦で意見がまとまらず険悪になる

注文住宅では「自由に決められる」ことが大きな魅力ですが、一方で外観デザインから間取り、収納の数、コンセントの位置まで、決めることが多すぎて、夫婦間で意見が対立するケースも珍しくありません。

たとえば、夫は「ガレージがほしい」妻は「それよりも収納を増やしたい」など、お互いの理想がぶつかり合うことで険悪な雰囲気になることもあります。

意見の対立を避けて夫婦が納得して進めていくために、以下の点に気をつけてみましょう。

家づくりで夫婦の意見がぶつかると、ストレスが積み重なり家づくりを楽しめない可能性があります。夫婦で理想の住まいを共有しつつお互いの考えを尊重することで、納得の家づくりにつながります。

6：完成まで時間がかかりモチベーションがもたない

注文住宅は契約から完成まで半年〜1年ほどかかります。その間に何度も打ち合わせがあり期待が膨らむ一方で、完成までが遠くて焦りや疲れもたまりやすいです。

家づくりを楽しむモチベーションを保つためには以下の対策が有効です。

進捗を見える化することで理想の住まいができていく実感が得られます。無理なくできる工夫を取り入れて完成まで家づくりを楽しみましょう。

7：打ち合わせの頻度や回数が多い

注文住宅では、間取りや仕様、インテリアなど多くの内容を細かく決めるため、完成までに何度も打ち合わせをおこないます。共働きの夫婦や小さな子どもがいる家庭にとっては、その都度スケジュールを調整するのがめんどくさいと感じるケースもあるでしょう。

打ち合わせの負担を軽くするためには、オンラインでの打ち合わせの活用や、伝えたい要望を事前にまとめておくなどの対策が必要です。

注文住宅の打ち合わせは楽しさもある反面、スケジュール調整が負担に感じてしまう人も多いです。打ち合わせの進め方を工夫することで、忙しいなかでも効率よく家づくりを進められます。

8：センスに自信がなく完成後が不安

注文住宅では外観や内装も自分たちで選ぶため、「これで本当におしゃれになるのか？」「センスまで考えるのがめんどくさい」と、家づくりに消極的になるケースもあります。完成してから後悔するのが怖くてなかなか決断できないケースもあるでしょう。

センスに自信がなくても、アイデアをうまく取り入れることであなたらしい住まいは実現できます。まずはSNSやモデルハウスなどで、気になった事例やデザインを集めることからはじめてみましょう。

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【注文と建売】重要な5つの比較ポイント｜自由度が最大の魅力

注文住宅と建売住宅のどちらにするべきか迷う人も多いでしょう。後悔のない判断をするためには「自由度」や「費用感」など、それぞれの特徴を理解する必要があります。

こちらでは、家づくりの満足度に影響する5つの比較ポイントについて、それぞれの違いをわかりやすく解説していきます。

比較ポイント	注文住宅	建売住宅
間取りの自由度	高い	低い
住宅性能	調整が可能	低い
費用・予算	高い	安い
工期・期間	6ヶ月〜1年以上	即入居可能
住み心地満足度	高い傾向	人による

それぞれのポイントについて、順番に解説をしていきます。

1：自由度や間取りへのこだわり

間取りやデザインに強いこだわりがある人には、自由に設計できる注文住宅の方が向いています。注文住宅では、家の形や部屋の配置、収納の位置まで、自分たちの希望をもとに一から決められます。

一方、建売住宅はすでに設計・施工が済んでおり、間取りの変更はほとんどできません。そのため「もっとこうしたかったのに」と感じるユーザーも多いです。

たとえば、　次のような場面で自由度の違いを実感するでしょう。

「こういう家に住みたい」という明確なイメージがある場合は、注文住宅を選ぶことで理想の住まいを実現しやすくなります。

2：住宅性能や設備のグレード

住宅性能や設備にこだわりたい場合も、注文住宅のほうが柔軟に対応できます。

建売住宅は、コストを抑えるために仕様がある程度決まっており、断熱性や耐震性、設備のグレードも標準的なことが多いです。対して注文住宅では、断熱・気密性能や耐震、キッチンなどの設備も希望に合わせて選べます。

住宅性能や設備のグレードに明確なこだわりがあるなら、注文住宅の柔軟性は大きな魅力に感じるでしょう。

3：予算管理のしやすさ

事前に決めた予算内で確実に管理していくなら、費用が見えやすい建売住宅のほうが安心です。

注文住宅は自由度が高い分、予算を決めていても選ぶ内容によって費用が高くなることがあります。オプションや仕様を変更することで、当初の見積もりよりも予算オーバーするケースも多いです。

一方、建売住宅は販売価格が決まっているため、追加費用がかかりにくく予算を把握しやすいです。

予算の面から建売住宅がおすすめと感じる点はこちら。

価格の変動を避けて安心して進めたいなら、費用が明確な建売住宅を検討しましょう。

4：入居までの期間

できるだけ早く新居に住みたいと考えている人には、建売住宅のほうが向いています。

注文住宅は契約から完成するまでに、平均して半年から1年ほどかかります。一方で建売住宅なら、すでに完成している物件を販売している場合がほとんどのため、購入後すぐに引っ越すことも可能です。

入居までの期間が短いことで以下のメリットが期待できます。

引っ越しの時期が決まっている、または早く住みたい人にとっては、購入してすぐに住める建売住宅は大きなメリットに感じられるでしょう。

5：住み心地や満足度

注文住宅であれば住まいの要望を細かく反映できるため、住みごごちや満足度は高くなりやすいです。

注文住宅ではライフスタイルや将来の変化に合わせて、間取りや動線を細かく調整できます。そのため、「納得のマイホームを手に入れた」と実感しやすくなります。

一方で建売住宅は、あらかじめ決められた仕様で設計されているため、住んでから快適性や住み心地に不満を感じるケースも多いです。

たとえば、注文住宅だからこそ感じられるメリットがこちら。

住み心地の満足感を高めたいなら、ライフスタイルに合わせた自由設計ができる注文住宅を検討すると良いでしょう。

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注文住宅を選んでも後悔しないための4つのコツ

注文住宅は自由度の高さが魅力ですが、決めることが多くて大変だったという声もあります。最後までストレスなく家づくりを進めるためには、事前にいくつかの対策が必要です。

ここからは、注文住宅で後悔しないために実践してほしい4つのコツをご紹介していきます。

1：信頼できるハウスメーカーを選ぶ

信頼できるハウスメーカーと家づくりを進めることが、後悔しないためにはとても大切です。必ず複数のハウスメーカーを比較して信頼できる会社を見極めましょう。

注文住宅では打ち合わせや工事をふくめると半年以上の長い付き合いになります。こちらの希望をくみ取って、きちんとカタチにしてくれる会社でなければ、完成後に「こんなはずじゃなかった」と後悔するかもしれません。

安心して家づくりを進めるために、次のポイントを意識してみてください。

安心して家づくりを進めるためにはハウスメーカーとの相性を見極めることが重要です。焦らずじっくり、納得して任せられるハウスメーカーを選びましょう。

▼比較。検討におすすめのハウスメーカーについては、以下の記事でご紹介しています。

2：はじめに家づくりの優先順位を決める

こだわりの家づくりがしたいと思っても、現実的には予算や大きさに限りがあります。だからこそ、最初に優先順位を決めておくことがとても大切です。

希望をすべて盛り込もうとすると、予算オーバーしやすくなります。叶えたい優先順位が明確になっていれば、判断もスムーズになり後悔も減らせます。

たとえば、家族で「どう暮らしたいか」を話し合って優先したいことを紙に書き出すことで、家づくりの方向性が明確になるでしょう。

叶えたい住まいの軸を決めておくと、迷ったときの判断基準にもなります。まずは家族の意見をまとめることからスタートしてみましょう。

3：予算とスケジュールをしっかり管理する

理想の家を建てるには、現実的な予算計画を立てることも大切です。無理のない予算とスケジュールを管理することで、注文住宅での後悔を避けられます。

注文住宅は、こだわりが増えるほど費用がふくらみやすく、予定外の追加費用も発生しがちです。工期も長いため、仕事や子どもの進学などに影響が出ることもあります。

予算やスケジュールを管理するためにおすすめの方法がこちら。

家づくりを楽しむためにも、数字とスケジュールはしっかり見ていきましょう。

4：こまめなコミュニケーションをとる

家づくりをスムーズに進めるコツは、ちょっとした疑問や不安をそのままにしないことです。営業マンとのこまめに連絡をとることで、伝達ミスや施工ミスなどのトラブルを防げます。

営業マンに気をつかって質問を後回しにしてしまうと、設計や仕上がりへの不満につながることがあります。伝えた要望の行き違いもよくあるため、小さなことでも早めに確認しておくことが安心です。

無理なくコミュニケーションを続けるために次の点を意識してみましょう。

連絡をためらわず、こまめに確認することで安心して家づくりを進められます。営業マンに任せきりにせずに、こまめなコミュニケーションを心がけて二人三脚で進める気持ちが大切です。

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めんどくさい？注文住宅についてよくある質問

注文住宅は本当に後悔が多い？

後悔する人もいますが、事前に対策をすれば避けられます。

注文住宅は決めることが多く、完成までに時間がかかることは事実です。優先順位を整理して信頼できるハウスメーカーと進めることで、満足度の高い住まいになります。

注文住宅の打ち合わせは実際何回くらいあるの？

ハウスメーカーによって異なりますが、平均で10〜15回ほどです。

間取り、仕様、内装、設備などを段階的に決めていくため、複数回の打ち合わせが必要です。ただし、要望や資料を事前に共有することで、打ち合わせ回数を減らせます。

注文住宅は住宅ローンに通りにくい？

基本的には建売住宅と同じ審査基準です。

土地と建物の契約が別になるため契約の段取りが少し難しく感じるだけで、収入や信用情報などの審査内容は建売住宅と変わりません。

注文住宅は値引き交渉できる？

交渉は可能ですが、大幅な値引きは期待しにくくおすすめしません。

ハウスメーカーによって本体価格の値引きには上限があります。無理な交渉をおこなうことで施工品質の低下に繋がる恐れもあるため、過度な値引きはおこなわないほうが良いでしょう。

まとめ｜注文住宅は手間はかかるが理想が叶う自由度が魅力

この記事では、注文住宅がめんどくさいと感じる8つの理由とその対処法について詳しく解説をしてきました。

結論として、注文住宅は確かに土地探しや打ち合わせ、内装の決定など手間も時間もかかりますが、そのぶん求める暮らしが叶いやすい住まいです。

自由度の高さや間取りの工夫、家族の理想を形にできる点は建売住宅にはない大きな魅力です。住み心地や満足度を重視する人には、手間をかける十分な価値があるでしょう。

それでも注文住宅がすべての人にとってベストとは限りません。だからこそ、建売住宅とも比較しながら「どちらがあなたの希望に合っているか」を考えることが大切です。

まずはハウスメーカーを2〜3社比較して、あなたに合った進め方ができる会社を探すところから始めてみましょう。