注文住宅を検討している方にとって、木造住宅は最も身近な選択肢の一つです。
ほとんどのハウスメーカーや工務店が、木造住宅をメインに家づくりをしています。
それだけ、木造住宅は多くの人に需要があり人気だということですね。
結論として、 設計の自由度や断熱・気密性を重視したい人には木造住宅がおすすめです。
高気密・高断熱住宅にすることで、家族が快適で健康に暮らせる住まいを叶えられます。冷暖房効率が高まることで、月々
の光熱費も抑えられて経済的です。
この記事では木造住宅のメリットとデメリットについて徹底解説。さらに、長く住み続けるためのポイントについてもくわしく紹介していきます。
この記事を読むことで、木造住宅への理解が深まり、あなたに合った家づくりを進められるようになります。
注文住宅は非常に大きな買い物です。しっかりと理解を深めて、自分たちにとって納得のいく家づくりにしましょう。
▼あなたにピッタリな住宅会社が見つかる!!
せっかくのマイホーム、できることなら要望を叶えてくれる住宅会社にお願いしたいですよね。
ライフルホームズ住まいの窓口では、家づくりの要望をお伺いして、あなたと相性のいい住宅会社を中立な立場で紹介してくれます。
さらに、「家づくりの進め方」や「お金の話」もすべて無料でサポートしてくれます。
▼住まいの窓口はこんな人にオススメ
- 要望に合ったハウスメーカーや工務店を探したい
- 提案力のある営業マンに担当してほしい
- 家づくりは分からないことだらけで不安
- 効率よく家づくりを進めたい
無料でプロに相談して効率よく家づくりを進めよう。
\\【簡単3分】相談予約はこちら//
・すべてのサービスが無料
・中立な立場でアドバイス
木造住宅とは:住宅のおよそ9割が採用している構造
まずは、前提知識として木造住宅について簡単に解説をしていきます。
木造住宅とは、主要な構造体に木材が使われた住まいのことです。
国土交通省「建築着工統計調査報告」によると、新築戸建住宅の構造別割合に対する木造住宅の割合は87%と、日本の住宅のおよそ9割が木造住宅であることがわかります。
それだけ、日本において木造住宅は人気があり、広く普及している住宅構造といえます。
ハウスメーカーを比較しても、鉄骨住宅のメーカーは非常に少なく、多くのハウスメーカーが木造住宅を主力として販売しています。
木造住宅の建築工法
木造住宅の建築工法には、大きく分けて以下の2種類があります。
- 木造軸組工法
- 木造枠組壁工法
ここでは、木造軸組工法と木造枠組壁工法、それぞれの建築工法について解説をしていきます。
木造軸組工法
木造軸組工法は、日本で古くから伝わる伝統的な工法であり、「在来工法」とも呼ばれています。
現在でも多くの木造住宅で、木造軸組工法が採用されているよ。
木造軸組工法は、柱や梁といった線材で建物を支えて、さらに耐震性を高めるために筋交いと呼ばれる木材を斜めに取り付けて建物を組み上げていきます。
木造軸組工法には以下のメリットが挙げられます。
- 間取りの自由度が高い
- 大きな開口部がとれる
- 柔軟なリフォームや改修ができる
一方で、木造軸組工法のデメリットはこちら。
- 工期が長い
- 職人によって品質にばらつきが生じやすい
木造枠組壁工法
木造枠組壁工法は、木材でできた骨組み(枠組)に構造用合板などのパネルを張り付けて壁や床、天井などを造り、それらを組み合わせて建物を建築する工法です。
2×4(ツーバイフォー)、2×6(ツーバイシックス)工法とも呼ばれているよ。
ツーバーフォー工法は、木材の断面寸法が2インチ×4インチの木材を使用した木造枠組壁工法の一種です。
ツーバイシックス工法は、木材の断面寸法が2インチ×6インチ木材を使用した木造枠組壁工法の一種です。
木造枠組壁工法のメリットはこちら。
- 建物を「面」で支えるため、耐震性や耐風性に優れている
- 断熱性・耐火性が高い
- 工期が短い
- 工程のマニュアル化により品質が安定している
一方で、木造枠組壁工法のデメリットはこちら。
- 木造軸組工法と比べて間取りの自由度が低い
- 大きな開口部が取りづらい
- リフォームや改修の際に制限がある
木造住宅のメリット
ここまで、造住宅の建築工法について簡単に解説をしてきました。
ではここからは木造住宅のメリットとデメリットについて解説をしていきます。
まずは木造住宅のメリットから。
- 建築コストが安い
- 間取りの自由度が高い
- 断熱性に優れている
- 耐火性に優れている
- 調湿性がある
順番に解説をしていきます。
建築コストが安い
木造住宅は、鉄骨住宅やRC造(コンクリート)よりも、比較的安く住宅を建てられます。
そのため、木造住宅の価格も上昇傾向にあり、安易に安いというイメージで木造住宅を選ぶのは注意が必要です。
また、会社の規模や工法によっても木造住宅の価格は異なります。
始めから候補を1社に絞らずに、何社か見積もりをとるなど比較検討することも大切です。
間取りの自由度が高い
木造住宅は、間取りの自由度が高いことも大きなメリットの1つです。
柱と梁を組み上げて、柱の間に壁を貼り付けていく木造住宅では、基準を満たしていればある程度自由に設計が可能です。
そのため、勾配天井やスキップフロアといった人気の間取りとも相性がいいです。
また、構造上問題がない範囲であればリフォームにも柔軟に対応できます。
断熱性に優れている
外気が室内温度に与える影響をどれほど抑えてくれるかという性能のことです。
住宅の断熱性能は、UA値という数値で表されます。
木は鉄よりも熱伝導率が低いのが特徴です。
そのため、木造住宅は鉄骨住宅に比べて断熱性のが高いといえます。
耐火性に優れている
木材は「燃えやすく、火に弱い」というイメージがある方も多いでしょう。
どういうことなのかというと、
住宅に使われている太い木材は、表面が火にさらされても木が炭化することで、中心部まで燃えるにはかなりの時間がかかるんです。
一方で鉄骨住宅の場合、火の熱によって鉄が変形することで、住宅の重さに耐えられずに木造住宅よりも早く建物が倒壊してしまう恐れがあります。
調湿性がある
木には調湿性があり、木造住宅は高温多湿な日本の環境との相性がいいといえます。
梅雨のジメジメとした時期は、木材が水分を吸って湿気を抑えてくれる。
冬の乾燥する時期には、木材に含まれる水分が室内の乾燥防止が期待できます。
木造住宅のデメリット
次に、木造住宅のデメリットについて解説をしていきます。
木造住宅のデメリットをまとめるとこちら。
- 鉄骨住宅と比べて耐久性が劣る
- 職人により施工品質に差がでる
- 害虫被害のリスクがある
- 大規模なリフォームはできない
こちらも順番に解説をしていきます。
鉄骨住宅と比べて耐久性が劣る
木造住宅は、鉄骨住宅やRC造住宅と比べて耐震性が劣ります。
そのため、地震などの災害に弱い傾向にあるイメージを思っているのではないでしょうか。
木造住宅であっても、建築基準をクリアしていて耐震等級3を取得している住宅であれば、たびかさなる大きな地震にも耐えられる強度の住宅を建てられます。
耐震等級とは、建物の地震に対する強度を示した指標のことです。
耐震性の高さに応じて、以下の3つの等級に分けられます。
- 耐震等級1
- 建築基準法で定められた基準を満たす住宅
- 耐震等級2
- 耐震等級1の1.25倍の耐震性能。学校や避難場といった建物は耐震等級2以上の強度が必須。
- 耐震等級3
- 耐震等級1の1.5倍の耐震性能。もっとも高い水準の耐震性能で、複数回の大きな地震にも耐えられます。消防署や警察署のほとんどは耐震等級3の建物。
近年では、住宅会社の耐震技術も向上していることから、「木造住宅だから地震に弱い」ということではなくなってきています。
職人により施工品質に差がでる
木造住宅は、職人の手作業による部分が多いため、施工品質にばらつきが生じやすいというデメリットもあります。
使用する木材の多くは、工場で機械によってカットされて現場に運ばれます。
ですが、現場で木材を組み上げる作業は職人が手作業でおこなうため、多少の品質差はあるものと考えましょう。
ここで、丁寧な施工をしてもらうためにオススメの方法についてもご紹介しておきます。
それは、なるべく施工現場に見学に行くことです。
※できれば差し入れも持参しましょう。
現場に足を運んで、職人さんとコミュニケーションをとることで、より丁寧に作業してもらえる可能性があります。
職人さんも人間ですから、良好な関係を築くことで、「この人のために良い家を建てたい」と思ってもらえるでしょう。
これは家づくり全般にも言えることですが、横柄な態度のお客様よりも、物腰低くお互いを尊重したお客様の方が、良い家を建てようと思ってもらえます。
シロアリ被害のリスクがある
木造住宅は、シロアリなどの害虫による被害を受けやすいので注意が必要です。
木造住宅にとってシロアリは大敵のため、防蟻(ぼうぎ)処理は必ずおこなう必要があります。
もしシロアリ被害に気づかずに、柱を食べられてしまうと、住宅の耐震性に大きなダメージを与えかねません。
シロアリ対策として、建築時の防蟻処理や定期メンテナンスを徹底することが大切です。
大規模なリフォームはできない
木造住宅では、柱を抜くなどの大規模なリフォームはできません。
むりに構造を変更すると、建物の強度が低下する恐れがあります。
木造住宅に長く住み続けるポイント
木造住宅に長く住み続けるためには、以下のポイントを押さえることが大切です。
- 耐震性の高い工法を採用する
- 定期的なメンテナンスをする
- 信頼できる住宅会社を選ぶ
耐震性の高い工法を採用する
耐震性の高い工法で家を建てることで、長く住み続けられる家にできます。
木造住宅で一般的な工法は以下の2つ。
- 木造軸組構法(在来工法)
- 木造枠組壁工法(ツーバイフォー、ツーバイシックス)
その中でも、木造枠組壁工法(ツーバイフォー、ツーバイシックス)で建てられた家は耐震性・耐久性が高い傾向にあります。
詳しくは本文中の「木造枠組壁工法」で解説しています。
定期的なメンテナンスをする
定期的なメンテナンスを欠かさないことも、住宅を長持ちさせるために重要なポイントです。
メンテナンスを怠ると、屋根の下地の劣化や外壁の目地が傷んで、浸水のリスクが高まります。
浸水すると木材が腐敗して、住宅の耐久性に重大な悪影響を及ぼす恐れがあります。
ついついサボりがちになるメンテナンスですが、長く住み続けられるように定期メンテナンスは欠かさないようにしましょう。
信頼できる住宅会社を選ぶ
実績や信頼のある住宅会社を選ぶことも、長持ちする住宅を建てるためには重要です。
よく、ハウスメーカーと工務店ではどちらの方がいいかと悩む方も多いです。
結論、ハウスメーカーと工務店はどちらを選んでも質の高い住宅を建てることはできます。
大切なことは、施工技術や現場の対応の評判が良く、アフターサポートがしっかりしている会社を選ぶことです。
工事が雑だったり、近隣の印象がよくない会社よりは、仕事が丁寧で親切な対応をしてくれる会社の方が信頼できますよね。
住宅会社を選ぶ際には、会社の実績や評判についても調べてみましょう。
まとめ:木造住宅の構造を理解して最適な工法で家を建てよう
この記事では、木造住宅のメリットとデメリット。そして長く住み続けるためのポイントについて解説してきました。
木造住宅の構造には、大きく分けて以下の2種類があります。
- 木造軸組工法(在来工法)
- 木造枠組壁工法(2×4、2×6工法)
木造住宅を建てる際には、自分のニーズに合った工法を選ぶことが大切です。
間取りの自由度を重視するなら→木造軸組工法(在来工法)がオススメ。
耐震性や耐久性を重視するなら→木造枠組壁工法(2×4、2×6工法)がオススメ。
木造住宅のメリットとデメリットをまとめるとこちら。
- 建築コストが安い
- 間取りの自由度が高い
- 断熱性に優れている
- 耐火性に優れている
- 調湿性がある
- 鉄骨住宅と比べて耐久性が劣る
- 職人により施工品質に差がでる
- シロアリ被害のリスクがある
- 大規模なリフォームはできない
また、木造住宅は、定期的なメンテナンスを行うことで、長く快適に住むことができます。
メンテナンスの頻度は材料種類や使用環境によって異なりますが、一般的には10~15年に一度を目安におこなうようにしましょう。
住宅用の建物において圧倒的なシェアを誇る木造住宅ですが、メリットだけでなくデメリットも存在します。
木造住宅と鉄骨住宅、それぞれの性能やコストを比較・検討して、あなたに合った住宅を選びましょう。
▼あなたにピッタリな住宅会社が見つかる!!
せっかくのマイホーム、できることなら要望を叶えてくれる住宅会社にお願いしたいですよね。
ライフルホームズ住まいの窓口では、家づくりの要望をお伺いして、あなたと相性のいい住宅会社を中立な立場で紹介してくれます。
さらに、「家づくりの進め方」や「お金の話」もすべて無料でサポートしてくれます。
▼住まいの窓口はこんな人にオススメ
- 要望に合ったハウスメーカーや工務店を探したい
- 提案力のある営業マンに担当してほしい
- 家づくりは分からないことだらけで不安
- 効率よく家づくりを進めたい
無料でプロに相談して効率よく家づくりを進めよう。
\\【簡単3分】相談予約はこちら//
・すべてのサービスが無料
・中立な立場でアドバイス